2025年度第1回実行委員会・人権こども塾第2講

2025年4月26日(土)、「人権を語り合う中学生交流集会+'25」第1回実行委員会が行われました。

13の中学校・高校から26人の中高生、それに9人の大人を加え、35人での開催となりました。

まずは、各自の自己紹介。

なかには、もう万博に行ってきたという自己紹介も!

中高生だけでなく、大人である私たちも自己紹介。

そして、恒例のアイスブレーキング!

「「と」で始まる子どもの好きなキャラクター」さて、何が出るでしょう?何が思い浮かびますか?

「「さ」で始まる人から言われたらうれしい言葉」は、何があるでしょう?

個人的には、「もてる女の「さしすせそ」」が思い浮かびました。

さ:さっすがー、し:知らなかったー、す:すごーい!、せ:センスいい!、そ:そうなんだー

まあ本当に、人はいろんなことを考えるものです。

時間とともに、みんなの仲が深まっていくのがよく分かります。

そんなことを感じながら、一方では、「もう来年はこうやって出会うこともないんだ」とも思っていました。先生方とも会うことはないかもしれませんし、ましてや子どもたちが学校や校種を越えて出会い、知り合い、仲を深めることはないわけです。

縁とは不思議なものです。出会えば、何か起こるかもしれませんが、出会わなければ、何も起こることはありません。これまで作ってきたそんな場面を思い浮かべつつ、もうそんな場を見ることもないんだなーと、感慨深い思いになっていました。

そして、中学生集会についての説明。ですが、なんと、こんなことはあまりなかったと思うのですが、ほとんどの参加者が経験者。未経験者が数人というなかでの説明となりました。

会の目的やこれまでの経緯について話されたあと、昨年午前のダイジェスト動画(10分)が紹介されます。

開会行事、実行委員長あいさつ、学校紹介、講演会。優生保護法について紹介された場面。人をリスペクトすることの大切さ。夢つながりで励まされたり、励ましたり。そこに大人が介在せず、自分たちで乗り越えようとする場面に、見ているこちらが感動します。それが本当の人権学習の姿です。

そして、昨年午後のダイジェスト動画(10分)。

人権意見発表や、幾人もの障がいとのかかりにおける苦悩話。人権学習の必要性の訴え。いじめに遭った経験を、将来の職業に変えていこうとする発言。実体験を共有する、語り合う学びの意義の大きさ。また、それぞれが持つ命にまつわる話。ジェスチャー込みで何とか伝えようとする姿。語り合えばこそ見方が変わる、自分の短所。だからこそ意義がある、「語り合い」という行為。

「人権学習とは、人と人がつながる学習」と言った中学生がいました。まさにその場面が、昨年の中学生集会でなかったかと思います。であるならば、やはり自分を語ること、語り合うことです。

運営組織や今後の予定についても紹介されたあと、「搾取」について話をしました。

ちょっと難しかったかな、と自己嫌悪です。でも、被差別部落や在日、女性などを排除する意識が搾取に利用されたり、障がい者やハンセン病患者などは利益を生み出さないと排除されたりして、あくまでも経済優先になってきたことは確かです。

また、水俣病などの公害病や、先行きの見えない原発政策、原爆などによる戦争被害など、どれもが経済優先で進められてきた産物であることも確かです。そのなかで、「子や孫や未来のために語り継いでいかなければ」と、絞り出すように自らの思いを声にしてきた多くの当事者の方々がいました。そのどれもが、大きくて大切な人権課題です。

「今がよければ、自分がよければ」という意識が、自分のどこかに眠っていないでしょうか。あるのが悪いというのではありません。でも、それとちゃんと向き合っておかないと、私たちもそうなってしまうような気がするのです。けどそれは、言いたくないことを声にしてきた当事者への裏切りになるかもしれないことを考えると、やはりそうはありたくないなと思うのです。

話の最後に、夜間中学校の話をしました。映画「学校」や今春全国ロードショーされた「35年目のラブレター」に続いて出会った、小説「星の教室」。

そこに登場する主人公の「さやか」。夜間中学で出会った、ベトナムから来た女性が、その文字の覚え方として、一文字一文字に言葉を添えます。「さはさわやかのさ、やはやさしいのや、かはかしこいのか」

物語も終盤、主人公さやかは万年筆で「シネ」と書きます。それは、自分が不登校になった原因となる言葉。見たくもない言葉。でもその「シネ」に、同じように言葉を添えます。

感動の、心あたたまるラストです。

ちなみに、「星の教室」にも、さやかのような不登校や、戦争、在日など、様々な理由で夜間中学に通う当事者が登場します。そして、それぞれの思いが明らかにされていきます。

人権学習のなかで大切にしてきたのは、「知る」ことより、そんな人と人との出会いや思いではなかったでしょうか。胸が熱くなり、感動し、共感する、そんな思いが、私たちを突き動かしてきたのではないかと思います。どうぞ皆さんも「星の教室」、手に取ってみてください。そして、そんな中学生集会にしていきましょう。

次回第2回実行委員会は5月17日(土)。実行委員長・副委員長の選出や、キャッチフレーズの選定を行います。また、人権をテーマに話し合いたいことについて語り合います。次回の  ご案内・申込書PDF  です。どうぞよろしくお願いします。

最後に、皆さんの「名前の由来」と、「最後に伝えたいことは何ですか?」という提起がされて第1回を終えました。どうぞ、皆さんも考えてみてください。

あなたが、「最後に伝えたいことは何ですか?」