2025年度第2回実行委員会・人権こども塾第3講

2025年5月17日(土)、「人権を語り合う中学生交流集会+'25」第2回実行委員会が行われました。

今回は各校の行事とも重なり、11の中学校・高校から16人の中高生、それに9人の大人を加えた25人と、少し寂しい開催となりました。

まずは各自の自己紹介ですが、前回問いかけた、「名前の由来について知ろう」について答えるものがたくさんあり、「へえ~」とか、「ほお~」と思わせられました。

きょうだいにつけられた名前の一文字をつなげると、「根・芽・実」。うまく考えたものです。

また別の中学生は、つなげると、「き・ず・な」。何とも素敵です。

思いを込めた、自分への最初のプレゼント。

でもその名前を奪う、奪われる差別の歴史もあったわけですよね。ハンセン病、在日コリアン、アイヌ民族への差別。朝鮮半島や北海道への侵略。世界に目を向けると、第2次世界大戦時のユダヤ人。

アニメ界の宮崎駿さんは、そんな歴史をモチーフに、「千と千尋の神隠し」を描いたともいわれています。名前を奪われるということは、自分が自分でなくなるということ。名前を取り戻すということは、自分を見つめ、自分に誇りをもち、自分を大切にするということ。そこに眠る、切なく悲しい歴史をしっかりと胸に刻んでいければと思います。

今回予期しない参加がありました。12年も前に実行委員長を務めた広島在住の先輩です。あまりにビックリしすぎて、初めは誰か分かりませんでした(笑)。

この日に実行委員会があることをちゃんとチェックしておいて、駆けつけてくれたわけです。ありがたいですね。本当にありがたい。本大会当日に向けて、そんな今の中高生につながる多くの仲間と再会できるといいなぁと思います。

続いては実行委員長・副委員長の選出です。

今回は実行委員長に4人(瀬戸中3人、松茂中1人)、副委員長に3人(瀬戸中1人、松茂中2人)の立候補がありました。一人一人、立候補への思いを述べていきます。「本大会が話しやすくなれる会にしたい」「去年の実行委員長がめちゃくちゃ格好よく見えたから」など…。私も、「そんなそれぞれのモデルを持ってもらえたら」という思いを持って会を始めたことを思い出しました。

いずれにしても、みんなの思いをくみ取って、全会一致で全員が選出されました。

7人の委員の皆さん、どうか最後、頑張っていきましょうね。

委員としての初仕事は、キャッチフレーズの選定。

今回は8つのエントリーがありました。

① 勇気を出して ともに進もう ~輝く未来への一歩を~
② たくさんの個性で彩られた世界! 私の色もずっと輝き続ける
③ 人はいつでも変わることができる!~自分らしく輝く世界へ~
④ 自分の未来を決めるのは自分だけだ~新しい道を共に切り拓け!!~
⑤ 語ってつなげるけん 広がっていくんじょ! 永遠の人権文化へ
⑥ We can make it! みんなで作ろう 差別のない世界
⑦ みんなで紡ぐ“個性”の物語。~すぐそこに有る僕達の世界へ~
⑧ 認め合い 助け合い 尊重し合い つくろう 輝かしい未来を

さあ、どう決めていくのか。今回出席している委員が、頭を合わせ相談をします。

どういう理由でどれを選んだのか、みんなで意見を述べ合ったうえで、多数決で決めてはとの提案がされます。そして、16人がそれぞれの思いを述べていきます。

個性、彩、私の色、ずっと、輝、変わる、自分らしく、永遠、みんな、世界(未来)、、、それぞれにヒットした、それぞれのワードがあることがよく伝わってきます。どれも大切な言葉です。

そして多数決の結果、瀬戸中3年生がエントリーしてくれた、「たくさんの個性で彩られた世界! 私の色もずっと輝き続ける」に決定しました!

このキャッチフレーズをもとに、次回までにポスター原画を募集することになります。

素敵な原画が集まってくることを楽しみにしたいと思います。

NHKラジオ全国再々放送・国際放送記念・特別公開授業「語り合い、夢を託す」

今回だけの特別企画です。もう人生においてこんなことはない企画です。

翌日に再々放送されるラジオ放送が、どんないきさつでスタートしたのか詳らかにされます。

来県し、県庁前に掲げられた「知ろう・考えよう・なくそう部落差別」を目にしての羽深アナウンサーの思い。Nコンに向けた羽深さんの思い。森口先生の語りに、必死に食らいつこうとする羽深さんの思い。5時間半に及ぶインタビュー。そのすべてが始まった、35年前の家庭訪問、全体学習。

森口先生の話を受けて、中高生が自分のことを語り始めます。。。

中学生になって初めて受けた人権学習で、自分が変わり成長し始めた。自分が作っていた壁を自分で壊し、変わっていけた。

部落に対して良くない方向に考える人がいる。みんなには、部落に対する固定概念を変えてほしい。みんなに人権学習をしてほしい。

人のつながりが大事だと、県外に出てなおさら思った。去年、友とのわかれめに出会えなかった。。。7人の委員の関係性が大事だから、間を空けないで。本大会、来れるようなら駆けつける。

子どもが語る前に教師が語らなくては。曾祖母、母、自分と世代を越えて変わってこられた。教える人の姿勢で自分たちは変われる。教える人って大事。

キレイごとをキレイごとで終わらせたくない。

人権の会に行っている自分のことを、みんなはどう思ってるんだろう。「人権=難しい」となっている。語り合うことに出会っていない。来ずらい子たちを変えていきたい。

発達障がいの兄について書いた作文を、母は読んで、ちゃんと認めてくれた。

「本気になれば、何かが変わる」授業の最後、森口先生の言葉です。

「すべて変える」ことにフォーカスしがちです。私は特に。そうなった方がいいです。でも、そういうわけにはいきません。多様性の時代でもありますから。でもせめて、「少し変える」にはしていきたい。すべては変えられなくても、何かを変える場が、ココなのだと思わせられた時間でした。

私たちは少数派なのでしょう。あまり周りの理解は得られないかもしれません。でも、実直に、愚直に、人と人のつながりを大切にすることを、「熱」を訴え続けたいと思います。

最後に、次回に向けての予告をし、実行委員長による「団結ガンバロウ!」で第2回実行委員会を閉じました。

次回は6月14日(土)第3回実行委員会です。ポスター原画の選定を行います。また、人権をテーマに話し合いたいことについて語り合います。次回の ご案内・申込書PDF です。どうぞよろしくお願いします。

今回参加できなかったみなさんは引き続き、「名前の由来」聞かせてください。また、名前つながりで学んできた人権について話してください。それぞれに感じる苦悩や、感じてきたよろこびについて聞かせてください。

それと、、、「最後に伝えたいことは何ですか?」