2025年度第4回実行委員会・人権こども塾第6講

2025年7月5日(土)、鳴門市人権福祉センターで「人権を語り合う中学生交流集会+'25」第4回実行委員会が行われました。

今回もこれまで同様、10の中学校・高校から15人の中高生、8人の大人、計23人の参加と、寂しい開催となりました。このことについては後述したいと思います。

まずは、今回参加の実行委員長2人の進行のもと、各自の自己紹介。

「好きなひらがなは何ですか?」これがなかなか面白かった。やはり自分の名前の一文字というのが多かったですかね。これは、「自分の名前の由来」ともつながるのかなと思うし、保護者の方々にも知ってほしいことかもしれません。

つづいて、本大会の役割分担。

といっても、そもそも集まってる人数が少ないので、分担するのも大変。重ならないように兼務する人も出てきたり、高校生にも分担してもらったり。。。

それでも何とか決まり、本大会の進行通りに進行マニュアルを読み合わせしました。

いったん休憩のあと、15人でフルーツバスケット。アイスブレーキングのためです。

それを必要とするくらい、これまで関係性をつくったり、仲を深めたりという仲間づくりができてこなかったということです。本集会の運営が限界にきていることが、こんなところにも表れています。

その後、3人の班を5つ作って、いくつかの質問について考え、意見を共有することをしました。

履歴書のなかで、「いるもの」と「いらないもの」は何か?「現住所」はいるか?なぜいるか?

ほとんどの人が、もう少しすると直面する場面ですが、それを当たり前として疑問に思っていなかったことを、今あらためて立ち止まり、考えてもらいます。今、社会はどう変わりつつあるのか、なぜ変わりつつあるのか、目を向けるきっかけになったかもしれません。

最後に、本大会に向けて何について話し合いたいかを話し合いました。

5つの班から案が出た中で、「自分の好きなこと、嫌いなことは?」に決まり、各班で話し合います。

【好きなこと】スポーツ、食べること、ピアノ弾くこと、スポーツを観ること、本読み、阿波踊り

【嫌いなこと】距離感が近い人、頭痛、無視されること、勉強、高い所、自分の意見の発表、国語の文章表現

時間があれば、突っ込みたいこと満載でした。できれば自分たちで突っ込み合ってもらいたい。

例えば【好きなこと】について私が突っ込みたいこと。

スポーツのどこに人権を感じるか。食べることにどんな人権を感じるか。ピアノを弾くことのなかにどんな人権を感じるか。スポーツ観戦にどんな人権を感じるか。人権を感じた本にどんなものがあるか。阿波踊りと人権はどうつながってるか。

例えば【嫌いなこと】について私が突っ込みたいこと。

それぞれの持つ「距離感」は人権とどうつながるのか。頭痛があることでどんな理不尽な思いをするか。無視されたときどんな思いをしたか。勉強でしんどい思いをしている人の思いはどんなか。高い所が苦手なことでどんな不利益があったか。自分の意見が発表できない世の中についてどう思うか。国語の文章題を克服する手立てはないのか。

かつてここは、各校の人権学習を持ち寄り、共有しつつ高め合い、人権仲間としてつながり合う場でした。

ここは、「人権を語り合う」場です。それがどんなお題であったとしても、それが人権とどうつながっているか、しっかり語り合い、考えてほしいなと思います。

しかし現実として、前日7月4日は徳島大空襲があった日であるにもかかわらず、そのことにまったくふれない学校、先生。

修学旅行に沖縄に行くのに、そのための学習もしてきたのに、「さとうきび畑の唄」も観たのに、6月23日の沖縄慰霊の日に、そのことにふれて話をしない学校、先生。正午に黙とうはしなくても、せめて小学生の「平和の詩」くらいは観せてほしい。遠くのこと、昔のこと、他人事と思わず、自分事として引き寄せられる学校、先生であってほしいなと思うのです。

そんな今の学校現場のなかで、子どもたちに「人権について考えましょう」と求めるのは酷なことかもしれません。それが今の学校現場の状況です。人権教育の現状です。昔のように子どもたちが育たないのは当たり前です。

にもかかわらず、精一杯奮闘してくれる実行委員長、委員の皆さん、本当にありがとう。

多くの人が、学校や教育、この国をよくしたいと思っていると思います。でも、「どんなによくしたいか」は違ってて、疑わしいと思えるものもあるように感じます。

人権教育についても、「されてない」とは言いませんが、私たちが大切にしてきた、「自分を語る」「本音で語り合う」はされているかといえば、そうでないように感じます。それがされない結果として感じるのは、「モノ言わない学校」「モノ言えない学校」です。

「モノ言わない社会」や「モノ言えない社会」がどうなっていったか、知ってますか?

それに警笛を鳴らすように、「みんなで語り合う人権学習」に取り組んできました。しかし世の中は、IT社会へと突き進んでいます。それはそれで必要なことかもしれません。しかし人間社会である以上、人と人とのつながりや関係が大切にされる教育や子育てであってほしいなと思います。そこがブレてしまうと、教育も子育てもおかしな方向に行ってしまう気がするのです。形だけでなく、本当の意味で、互いの思いが語り合える、本音を語り合える、大切なことが素直に語り合える人権教育であってほしいと思います。戦前・戦中の過ちを繰り返さないためにも、高度経済成長時の過ちを繰り返さないためにも、方向性を見失わない教育であってほしいと思います。

いよいよ次回は前日リハーサル・交流会・夕食会。そして本大会。当日の案内や申込書は、それぞれご覧になってください。申し込み締め切りは7月11日(金)です。

7月20日、思いを込めてやりぬきたいと思います。

あなたにとって「最後に伝えたいこと」、何ですか?